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YOKOHAMA INNOVATION

令和を迎え、振り返りますと、日本経済は大きな浮き沈みがありました。バブル経済の崩壊、金融危機、アジア通貨危機、中国台頭によるデフレ、リーマンショック、円高不況、東日本大震災。
不況の中でいよいよダメかと構造改革をしようとすると、なんとなく経済が持ち直してしまう。中途半端な底堅さがあることで、いつも抜本的な改革に至らないということは結果的に日本にとって不幸なことだったように思えます。こうして日本の構造改革は先送りされてきたわけですが、その結果、アメリカと中国が国の威信をかけて取り組んだデジタル革命に完全に後れを取り、気がつけば日本は新しい概念やテクノロジーを生みだせない、効率の悪い、時代遅れの国にバリューダウンしてしまいました。
2000年代に中国、ASEAN諸国を取材して回っていたときに強烈な印象を残したのは、今日より明日、今年より来年の自らの生活が良くなっていくという将来への希望を原動力に、猛烈に働き、激しく競争し、必死に人脈や情報を得ようと動くアジアの人々の姿でした。日本メーカーのブランド名を真似したり、メイドインジャパンのニセモノをつくったり、初めのうちこそ笑ってみていましたが、ニセモノが本物よりも売れて、本物よりもさらに進化していく様子を見て、日本が追い越されるのは時間の問題だとすぐにわかりました。

内田裕子著 PHP研究所

「横浜イノベーション!」発売中

さらに財政がひっ迫し、少子高齢化、労働者不足に対し手立てを持てない日本は、本気で危機感を醸成しなければあと数年で二流国に陥るだろうということが見えてきました。
「ゆでがえる」。これが今の日本の姿なのでしょう。
日本は変わらなければいけない。いえ、むしろ一度かえるは茹で上がって死んでしまったほうが良いのかもしれません。どちらにしてもいま日本に必要なのは「イノベーション」なのです。
このような問題意識から、革新を起こしている会社、起こそうとしている会社、変革に前向きな経営者に積極的にアクセスして取材をし、その流れで執筆したのが今回の新刊「横浜イノベーション!」です。
「横浜は進取の気質」という言葉に惹かれて取材は始まりましたが、取材を重ねるほど、そう単純なものではないことがわかってきました。詳しくは本書をお読みいただくとして、横浜で過去におこった出来事を取材することで横浜の本質と強みを探り、新たに横浜にやってきたイノベーターたちが、横浜に何を期待し、横浜で何をやろうとしているのか、それが横浜にどう影響していくのかを書きました。ぜひご覧ください。

横浜イノベーションの出版記念イベント

「Release! something」

2019年10月4日、「横浜イノベーション!」の出版記念イベント「release! Something」を、京セラ株式会社みなとみらいリサーチセンターにて、パネルディスカッションと懇親会の2部構成で開催しました。 パネルディスカッションでは、著書「横浜イノベーション!」に登場する資生堂、三菱地所、横浜 DeNAベイスターズ、京セラの各代表者の方々をお招きし、「オープンイノベーションの本質を語り合う!」をテーマに各自の取組み、横浜、みなとみらいのこれからについて熱い議論を行いました。懇親会では本プロジェクト「INNOVEDIA」をプレゼンテーション。メディア自体をイノベーションし、日本経済のイノベーションを促進するこれまでないメディアの創出への強い意志を会場の皆様へ表明し、ご共感いただきました。

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